BBTV Blog 04-min

現地時間2月1日、YouTube Creator BlogにてYouTube CEOのSusan Wojcickiが新しいアナウンスを発表した。テーマは『My Five Priorities for Creators in 2018(私が2018年に(YouTube)クリエイターのために優先的に行う5つのこと(意訳))』だ。原文は英語であるが、日本を含めて全てのYouTubeクリエイターが理解しておくべき内容である。

このブログポストでは、彼女があげた5つのテーマを掲載し、それぞれの内容を簡単に説明していく。なお、各説明は元の文章の完全な翻訳ではなく、私個人の見解・解説を交えている。

BBTV Blog 04 min YouTube CEOが示した2018年の5つの方針

 
1. 透明性とコミュニケーションの改善

2017年はコンテンツの収益化に関する件で、YouTubeの大幅な方針変更の影響を受けたクリエイターがたくさんいた。その中にはYouTubeの機械学習により誤って「収益化に適していない」と判断され、収益に影響を受けたクリエイターも少なからずいる。

こういった決定における透明性を確保するために、YouTubeはさらにクリエイターとコミュニケーションをとっていく方針を示した。YouTubeの最新の公式見解を確認したい方は、YouTubeのクリエイター向けTwitterアカウント@ytcreatorsjapanを参考にしよう。英語がわかる方はYouTube CEOの公式YouTubeチャンネルでも発信もチェックしておくといい。

また、新機能追加前のβテストも積極的に行っていくそうだ。

 
2. クリエイターの成功をサポートする(様々なマネタイズ方法の確立)

最優先事項として先述した動画の収益化に関するクリエイターの意見にきちんと対応していくことを挙げているが、そのほかにもクリエイターに収益をもたらす機能をいくつか追加していくようだ。

すでに開始しているものには、ライブ配信中に視聴者から配信者に投げ銭ができる『Super Chat』機能や、ゲームチャンネルへのスポンサーシップ機能がある。また、アーティストがグッズやコンサートのチケットを販売する仕組みは、すでに実験が開始されている。

一方で記事ではFameBitを買収したことによって可能になったインフルエンサーマーケティング(企業案件)の支援、さらには、有料会員向けサービスのYouTube RedYoutube Musicなどにも今年は力を入れていくと書かれている。

 
3. 視聴者が動画に対してエンゲージする方法を増やす

すでに一部でサービスが開始されている『コミュニティータブ』や『Reels(リールズ)』のように、気軽に素早くクリエイターと視聴者とのコミュニケーションが取れる仕組みを開発していくそうだ。

また、ARやVRを使った新しい技術がもたらす視聴者のエンゲージメントにも取り組んでいるという。ハードウェアの技術が進歩すれば二次元での動画視聴というのはスタンダードでなくなる可能性もあり、まだ少し先の未来のコミュニケーションに向けて着実に歩を進めるようだ。

 
4. YouTubeのポリシーの厳格・厳守化

年明けに日本でも話題になったように、定期的にYouTuberが社会的に大きな問題を起こし、悪い意味で話題になっている。

この問題に対処すべくYouTubeは現在、Anti-Defamation LeagueNational Suicide Prevention Lifelineといった組織と協力して、プラットフォーム上のヘイトスピーチや自殺に関する動画に対する最善の対策を議論している。

また、これまでYoutubeとGoogleにとって核となってきた機械学習によるコンテンツの評価だけでなく、10,000人の人間の目によるコンテンツのレビューを行い、機械と人の双方の力でコミュニティーを健全化していくようだ。

新しいニュースとしては、YouTubeは社会的に重大な影響を与える事件を引き起こしたようなクリエイターのみに適用されるポリシーを新設することを検討しているそうだ。こういったケースは年に何度も起るものではないが、一部の事件がYouTube上の他のクリエイターに対する信頼も奪い、彼らの収益にも影響が出る。

現行のルールでは、例えば先日の事件のように大物YouTuberが世論を巻き込んで炎上した場合にも、そのクリエイターに特別重い罰を与えるのは難しい。特例として厳しく処罰すれば、逆にYouTube側がクリエイターから、特例とそうでない場合の差について指摘される可能性があるからだ。

あらかじめこうした事件に対して備えておくと基準が明確になるし、YouTube及びYouTubeに所属する全てのクリエイターにとってのリスクが減るため、間違いなく必要なことだろう。

 
5. 教育コンテンツに注力する

YouTubeは教育コンテンツに力を入れることで世界を変えようとしている。YouTube上で無料の教育コンテンツが増えることで、お金や時間のない人でも学習できる世界になり、そして教育というものが「若い頃にお金をかけてやるもの」から「一生を通じて追求するもの」になると考えている。

教育系ほど広告主に対しても社会に対してもわかりやすく役立つコンテンツは他にあまりなく、健全なプラットフォームを目指すYouTubeにとってはこの分野のスターがたくさん出てくることが非常に望ましいはずだ。

2018年、YouTubeクリエイターとしての飛躍を狙うのであれば、一般的に「つまらない」と言われる勉強を面白く変えられるようなアイデアを考えてみてはいかがだろうか?

 

まとめ

以上が、本日公式ブログで発表された5つの方針だ。

基本的にはさらにプラットフォーム健全化に向けた動きが加速しており、クリエイターにはいかにクオリティが高く広告主にも喜ばれるコンテンツを作ることができるかが求められている。

YouTube CEOが示した2018年の5つの方針

Category: YouTubeハック
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